ブラウザ上で自分専用のAI チーム作って育てる

KovitoBoard は、お使いの Claude Code 上でローカルに動くオープンソースの WebUI です。

たとえば調べ物・執筆・開発と画面を分け、それぞれに専属のエージェントを置く。画面を見ながら相談し、必要なら割り込む——進めるペースはあなたが決められます。基本操作にターミナルは要りません。

KovitoBoard の由来

「Kovito」は、童話に登場する妖精のような小人(こびと)に由来します。

グリム童話『小人の靴屋』では、夜のあいだに小人たちがそっと靴を仕上げ、靴屋を助けてくれます。

KovitoBoard のこびとたちも、チームを組んで、あなたの仕事に手を貸してくれる仲間です。

顔と役割をもったこびとたちと、自分の仕事を一緒に進めていく——その思いを名前に込めました。

Claude を使っているのに、単発の作業で止まっていませんか?

Claude のエージェントは、役割をもったチームとして動かすほど力を発揮します。KovitoBoard は、そのチームをあなたの手でつくり、指揮し、育てるための土台です。

チームが見える

Claude Code 単体では、エージェントの個性や顔が見えない

個性と役割を持つエージェントが画面に並ぶ。誰に何を任せているか見える

あなたが率いる

決まった作業を AI に任せきりにする。やり方も結果も AI 次第

自分の判断やこだわりを反映しながら、チームと一緒に進める

残って育つ

作っても、その場の生成物で終わりがち。チャットの中で依頼と結果が完結し、その場限りで流れてしまう

やり取りも作ったチームもアプリも自分のシステムとして残り、日々育てていけます

自分のチームと画面で、できること

Claude Code を土台に、エージェントのチームと自分専用の画面を育てていけます。

自分のチームを見渡す

個性と役割をもつエージェントを、ダッシュボードで一覧できます。

ブラウザでエージェントと話す

ブラウザ上で各エージェントを選択して会話できます。画像やファイルを添付したやり取りにも対応しています。

自分だけのアプリを作る

エージェントに依頼するだけで、自分の仕事に合わせたアプリを作れます。

アプリを見ながら一緒に進める

開発したアプリ画面を見ながら、エージェントと一緒に作業を進められます。

はじめ方は、2 通り

ターミナルに慣れているなら CLI で。普段 Claude Desktop を利用しているなら、それだけで始められます。

ターミナル不要

経路 A: Claude Desktop

Claude Desktop でコードタブを開き、インストール先のフォルダを指定します。あとは下のようなプロンプト(リポジトリ URL を含む短い指示)を送るだけ。clone・install・起動まで Claude が進め、ブラウザで KovitoBoard が立ち上がります。

prompt
GitHub の https://github.com/kovito-dev/kovitoboard を clone して、KovitoBoard をセットアップ・起動してください。npm install まで済ませたら、このプロジェクトを対象に起動して、ブラウザで開くアドレスを教えてください。

Claude Code のサブスクリプションだけで、追加料金はかかりません。

ターミナル利用者向け

経路 B: CLI

ターミナルで直接 clone して起動します。Claude Code・Node.js 20 以上・tmux 3.4 以上が必要です。

bash
# 既存の Claude Code プロジェクト配下で clone
cd /path/to/your-claude-code-project
git clone https://github.com/kovito-dev/kovitoboard.git
cd kovitoboard

# 依存関係をインストール
npm install

# 対象プロジェクトを指定して起動
npm start -- --project-root ..

インストール先のフォルダ

新規フォルダでも、既存のプロジェクトフォルダでも構いません。既存の Claude Code プロジェクトに後乗せすれば、これまでのファイルやソースコード、.claude/ の設定・履歴をそのまま活かして使い始められます。

2 回目以降の起動

一度セットアップすれば、次回からは立ち上げるだけ。Claude Desktop なら「KovitoBoard を起動して」と頼むだけ、CLI なら kovitoboard フォルダで npm start -- --project-root .. で再開できます(停止は npm run kb:stop)。

必要なものは Claude Code のサブスクリプションNode.js 20+tmux 3.4+ だけ。追加料金はかかりません。

GitHub README で詳しく読む →

よくある質問

KovitoBoard を初めて知った方が、まず気になるところをまとめました。

KovitoBoard とは何ですか? Claude のチャットと何が違うのですか?
KovitoBoard は、お使いの Claude Code の上でローカルに動く、ブラウザ用のオープンソース WebUI です。ふつうのチャットでは「1 人の AI が相手」ですが、KovitoBoard では顔と役割を持つエージェントを画面に並べ、自分のチームとして率いながら仕事を進められます。やり取りも、作ったチームや画面も、プロジェクト内に残り続け、育てていけます。
すでに Claude Code / Claude Desktop を使っています。なぜ KovitoBoard が必要なのですか?
Claude Code や Claude Desktop は「1 人の汎用的な AI に指示する」体験が中心で、異なる個性のエージェントを使い分けたり、裏で動くサブエージェントを画面から見ることはできません。KovitoBoard は、その上に「顔と役割を持つチームが画面に並ぶ」層を重ねます。誰に何を任せているかが見え、作ったチームや画面があなた自身の資産として残り育つ——チャットの延長では得にくい部分です。Claude Code / Desktop を置き換えるものではなく、その次の一歩として一緒に使います。
全部おまかせで、自動で仕事を片付けてくれるのですか?
いいえ。KovitoBoard はすべてを AI 任せで完結させる道具ではありません。エージェントの進行をリアルタイムに見ながら、承認・割り込み・指示をその場で行い、あなた自身が指揮者として判断を織り込んで進めます。作業のすべてを自動化に委ねるのではなく、チームと一緒に進める協業のための道具です。
AI に丸投げするのではなく協業することに、メリットはありますか?

はい。方針がはっきり決まった単純な作業なら、すべて任せきってしまうのも一つの手です。でも、自分の判断やこだわりを反映したい仕事ほど、協業が力を発揮します。

  • あなたの意図どおりに仕上がります。 任せきりだと細かな判断は AI に委ねられ、出てきたものが思っていたのと違う、ということが起きがちです。KovitoBoard では進行を見ながらその場で方向を示せるので、あなたのやり方やこだわりを織り込んで進められます。
  • 途中で軌道修正できます。 エージェントの動きはリアルタイムに見え、承認・割り込み・指示をその場で行えます。ズレに気づかないまま最後まで進んで大きく手戻りする、という無駄を防げます。
  • 続けるほど、自分の資産になります。 すべて任せきると結果を受け取って終わりですが、協業ならやり取り・育てたチーム・作った画面が手元に残り、次の仕事に活きます。使うほど自分の仕事に馴染んでいきます。

AI を待つだけの相手にせず、自分の手で率いて一緒に仕上げる——それが、自分の仕事にちょうど合った成果につながります。

使い始めるには何が必要ですか?

始め方は 2 通りです。

  • 経路 A(ターミナル不要): Claude Desktop のコード実行機能に、リポジトリ URL を含む短いプロンプトを送るだけ。clone・インストール・起動までを Claude が進め、ブラウザで KovitoBoard が開きます。
  • 経路 B(CLI): ターミナルから直接 clone して起動します。

どちらの場合も、KovitoBoard はお使いの Claude Code の上で動くため、次の環境が必要です。

  • Claude Code のサブスクリプション(必須。エージェントの対話に使います)
  • OS: macOS/Ubuntu・Debian/WSL2(Windows はネイティブ単体では非対応。WSL2 経由でご利用ください)
  • Node.js 20 以上・npm 9 以上
  • tmux 3.4 以上
  • モダンな Web ブラウザ

経路 A の場合は、これらの導入・セットアップの多くを Claude が代わりに進めます。

エンジニアでなくても使えますか? ターミナルやコードの知識は必要ですか?
基本的な使い方——エージェントを作る、チームを並べる、画面を見ながら相談する、アプリの開発——にターミナルは要りません。Claude Desktop からの指示で利用を開始すれば、コマンド操作なしで始められます。ただし Claude Code の詳細な設定や高度なアプリの実装などでは、KovitoBoard の外での作業が必要な場合もあります。AI チームづくりやシンプルなアプリづくりであれば、非エンジニアでも十分にご利用いただけます。
既存の Claude Code プロジェクトに導入できますか? 設定を壊しませんか?
はい、既存プロジェクトに後乗せで導入できます。KovitoBoard はあなたの .claude/ 設定を読み取って動き、CLAUDE.md.claude/ を勝手に書き換えることはありません(導入時に一度だけガイダンスを CLAUDE.md に追記しますが、これはオプトアウトできます)。いまの構成や運用を保ったまま使えます。
1 台の PC に、複数の KovitoBoard を入れられますか?
はい。プロジェクトごとに別々のフォルダへ導入すれば、1 台の PC で複数の KovitoBoard を併用できます。同時に起動しても、使うポートは自動で空きが選ばれるため競合しません(必要なら --port などで明示指定も可能です)。エージェントや履歴はプロジェクトごとに独立して管理されます。
料金はかかりますか? 無料ですか?
KovitoBoard 本体は AGPL v3 のオープンソースで、ソフトウェア自体に追加料金はかかりません。ただしエージェントとの対話には Claude Code を使うため、Anthropic のClaude Code サブスクリプション(利用料)が別途必要です。KovitoBoard を導入したことで追加の費用が必要になることはありません。
具体的に何ができますか?

主にできることは次の通りです。

  • ブラウザ上でエージェントと対話・指示し、履歴を残す
  • アバター・役割・トーンを設定したエージェントを作り込む
  • 独自の画面や機能(アプリ)を開発して拡張する
  • 開発したアプリをエージェントと共有し、セッションを行う
  • さまざまなアプリをインストールしたり、外部公開する(v0.3.0 以降で対応予定)

作ったエージェントもアプリも、自分専用のシステムとして育てていけます。

エージェントは、用意されたものだけですか? 自分で自由に作れますか?
自由に作成できます。KovitoBoard には案内役の「コビー」など数体のエージェントが同梱されていますが、それだけではありません。画面の「+追加」から、表示名・役割・口調(人格)・モデル・アバター画像を設定した独自のエージェントを作り込めます。テンプレート(空・秘書・開発者など)から始めることも、ゼロから書き起こすこともできます。作ったエージェントはあなたの資産として残り、育てていけます。
作ったエージェントや画面は、どこに保存されますか? 残りますか?
はい。作成したエージェントの定義・画面・セッションの履歴は、プロジェクト内のファイル(.claude/.kovitoboard/)として、お使いのマシン内に保存されます。クラウドにアップロードする仕組みではないので、いつでも自分で編集したり、別の場所へ移したり、バックアップするなども自由です。
「レシピ」とは何ですか? 他の人が作ったものを取り込めますか?
レシピは、画面やエージェントの構成をひとまとめにして再利用できる仕組みです。現在のバージョンには、すぐ試せるサンプルのレシピが同梱されています。レシピの共有機能は現在準備中で、今後のバージョンで提供する予定です。
どの AI モデルで動きますか? OpenAI や Gemini は使えますか?
KovitoBoard は Claude Code の操作 UI として動くため、対応するのは Claude(Anthropic)です。OpenAI や Gemini など他社モデルへの対応は、現時点では予定していません。KovitoBoard 自身が Anthropic の API へ直接つなぐのではなく、お使いの Claude Code のセッションを画面から操作する形です。
オフラインで使えますか?
いいえ。KovitoBoard の画面やファイルはローカルで動きますが、エージェントとの対話(推論)は Claude Code を通じて Anthropic のサーバーで処理されます。そのため、利用にはインターネット接続と Claude Code のサブスクリプションが必要です。
私のコードや会話の内容は、外部に送信されますか?
KovitoBoard 本体が、あなたのコードや会話の内容を外部へ送ることはありません。データはお使いのマシン内に保存されます(バージョン確認のための匿名通信のみ行い、これも設定で無効化できます)。なお、エージェントとの対話は Claude Code を経由して Anthropic に送られ処理されます。この部分は Anthropic の仕様と利用規約に従います。
セキュリティ面は大丈夫ですか?
KovitoBoard はローカルで動作するツールで、クラウドにあなたのデータをアップロードしません。一方で、エージェントに与える権限や .claude/ の設定、環境変数の管理は、あなた自身で行う必要があります(KovitoBoard がセキュリティを肩代わりする仕組みではありません)。ソースコードは AGPL で公開されているため、中身を読んで自分で確かめることもできます。
オープンソースとのことですが、自由に改造・商用利用できますか?
はい。KovitoBoard は AGPL v3 で公開されており、ソースを読み、fork し、自分のやり方に合わせて拡張できます。商用利用も可能です。ただし AGPL の性質上、改変したものをサービスとして第三者に提供する場合は、その改変ソースを公開する義務があります。

自由に使えるオープンソース

KovitoBoard は AGPL v3 のもとで公開されています。
他社のサービスの仕様に従うのではなく、自分のやり方に合わせて fork・監査・拡張できます。

★ GitHub で Star する